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【SGGK対】ファイアーモリブレム28【SGGK】
[993]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/04/16(土) 01:43:06 ID:???
リンダ「うん。私もまだまだ走り回れるわ。同点に追いつけるかもしれないんだもの。疲れたなんて言ってられないわ!」
翼「疲れて……ないんだね?」
よほど自分の体が心配なのだろうか?心配を通り越して確認してくるかのような丁寧な物言いに対し、
なんだか擽ったくなったリンダは後ろにしばった栗色の長髪をかきあげながら元気に答える。
リンダ「だいじょうぶよ。残り8分で追いついて…いえ、追い越して勝ちを頂いちゃいましょうか!」
翼「うん!よろしく頼んだよ!」
そう言うと翼はリンダから離れ、少し上がり目の位置に立つとAチームのキックオフを待つ。
その真剣な横顔を見ていると、何故か自分ももう少し頑張れる。しっかりしなくてはと思わされる。
そうだ、彼と似ているのだ。自分の身より仲間のことを心配し、
無鉄砲なこともするが決して諦めるような事はせず、仲間を最後まで守ろうとするあの男と。
リンダ「(…今は敵同士だから全力で相手をするけど。…できれば今度は同じチームで戦いたいものだわ)」
そろそろ自室に勝手に忍び込んだことを許してやってもいい頃合かもしれない。
あの一件以来すっかりよそよそしい態度になってしまった同盟軍の名指揮官を、リンダはしっかりと見据えた。
ピピイィィィィィィィィッ!
アンナ「Aチームからのキックオフ!ただいま笛が吹かれ、ボールは新田くんから先ほど後退したばかりのシーダくんへ渡されます」
シーダ「マリク、どんどんブーストを使ってちょうだい。私は代わったばかりだから体力には余裕があるから」
マリク「えっ…で、でもそんなことをすればマルス様がなんというか……」
シーダ「マルス様ならきっと分かってくださるわ。だって、これからは……」
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0ch BBS 2007-01-24