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1- レス

【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】


[779]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:21:25 ID:???

三杉は男の言葉に驚いた。
悲惨な生涯と考えた三杉を笑い飛ばすかのように、男は気持ちよく言い放ったのだ。

男「ジャイロは誇り高き血統を持つ男だ。
   自分とは血の繋がらない他人の為、自らの命を犠牲にして救う・・・そういう血統の中に在った男だ。」
   ジャイロは黒人達に魂(ソウル)を与えた、代々受け継いできた魂を未来に託す事が出来た。
   なんの不満もなく笑って死んでいっただろうな。
   ま、言ってみればジャイロにとってサッカーとは“Play for you”だったんだろう。」

三杉(誇りを・・・魂を未来に託す・・・。 Play for you・・・か。)

男「ジャイロの苦難は…どこかの誰かに希望として伝わっていった。
   今のブラジルサッカーはジャイロによって啓かれたと言っても良いだろう。」

三杉「何故・・・・・・僕にそんな話を・・・?」

男「さてね・・・」

三杉「・・・・・・」

男「話す価値がありそうだ、そう思ったのさ。 これでも80年間、人間を見てきた。」

三杉「80年間・・・・・・それなら確かに・・・   ん・・・?  80年・・・?」

男「じゃあな少年! 男だったら苦難の道を生きて見せろ、人に希望を与えて見せろ!
   『友を大切に想う気持』や『自分の信じた道を突き進む勇気』があればまた会う事もあるだろう!」

そう言って男は三杉に背を向けて歩き出した。


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