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【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
[909]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/09(月) 21:35:46 ID:???
<再び ミラノ市・ブレラ地区>
アルシオン(焦げ臭い・・・鉄の匂いだ。)
アルシオンは音と匂いに薄っすらと既視感を刺激されていたが、それが何なのか判らずにいた。
それよりも、銃声が響いたにも拘らず自分の身体の何処にも痛みがない事に安堵していた。
アルシオンはようやく、銃声とほぼ同時に大人の男の呻き声が彼の耳に入ってきた事を思い出す。
アルシオン(オレは撃たれず五体満足という事か・・・・・・・・・。)
『良かった・・・』と一応の現状把握に満足し、アルシオンは恐る恐る後方を振り返った。
そこには身なりの汚い暴漢が肩を押さえ、悲痛な表情で唸っている姿があった。
そして直後、複数の人間の気配にアルシオンは慌てて視線を上げる。
??「おうおう、その場で蹲(うずくま)るのかよ。 そこは猛然と走って逃げるとこだろ?
こりゃあ何にも知らない素人の雇われもんかねぇ〜。」
見るからに屈強そうな男達の中で一人、自分と歳が同じくらいに思える肌の黒い少年がおり・・・
その少年が、おそらく今しがたアルシオンを撃とうとしていた暴漢を見て独り言のように呟いていた。
少年は暴漢からアルシオンへと視線を移し、片手をサッと上げた。
すると屈強な男達が少年の合図に従うかのように、暴漢を取り押さえて連れて行った。
アルシオンにとってはTVの中の事のように現実感のない風景だった。
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0ch BBS 2007-01-24