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【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】


[911]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/09(月) 21:38:07 ID:???

それでもアルシオンは思い当たる節を何通りも必死で考えたが・・・
結局解答は目の前の少年には突き当たらなかった。

アルシオン「お前は誰だ? 何故オレを助けた?」

仕方なく、アルシオンは相手へストレートに問いかけた。
考えて判らない事をいつまでも考えているのは無駄だと観念したからだ。

問われた方の少年は一瞬キョトンとし、直後に笑い出した。

??「ハハハッ、そうかお前はオレを知らなかったな。 なるほど、その強張った表情も頷ける。
    そりゃあお前のような生い立ちの人間が、いきなり自分の名を呼ばれれば警戒もする。」

ヒーッ、ヒーッ、と一頻り笑い終えると改めて少年はアルシオンと向き合った。

??「オレはユブンタイだ、ナムリス・ユブンタイ・・・」

アルシオン「ユブンタイ! あの男か・・・・・・!」

あまり良い印象を持っていない・・・どちらかと言うと嫌っている人間の名が飛び出し、
アルシオンは安堵すると共に若干顔を顰(しか)めてしまう。

ナムリス「そう、今思い浮かべた奴・・・お前の爺さんのパートナーの息子がオレだ。 そして・・・」

『お前のチームメイトだ』とナムリスと名乗る少年は言葉を続け、手を差し出してきた。
アルシオンはこれまでの人生の中、少なくとも覚えている限りこんな奴は居なかったと思った。
先程の笑いとは違い・・・これほど邪悪で不敵に笑う人間を、彼は今まで見た事がなかった・・・実際に。



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0ch BBS 2007-01-24