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【黄金】キャプテン平凡2【十二球編】


[443]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 00:22:15 ID:???
重ねて問うジャミアンの言葉に、今度は沙織も沈黙を守ることが出来なかった。
だが、その答えは、ジャミアンに対する返答というよりも、自分の願望を述べたものであるに過ぎない。

ジャミアン「ふむ……まあいい。あの高さから落ちたのだ、生きていたとしても長くはあるまい」

沙織「……」

再び沈黙する沙織。

ジャミアン「さて、城戸沙織よ……最早お前を守る聖闘士も、どこの馬の骨かわからん男も居ない。
 いよいよ年貢の納め時だな」

沙織「……」

沙織は無言のままジャミアンを睨み付ける。
だが、その気丈な精神とは裏腹に、落下のダメージが残った身体は思うように動いてくれそうになかった。

ジャミアン「さあ、とっとと来て貰おうか……それとも、今ここで凡太と同じ所に送ってやろうか?」

沙織「……私の命は凡太が身を以て救ってくれたもの。
 ……ジャミアン、貴方のような誇りの欠片もない者に差し上げる訳には参りません」

ジャミアン「……言ってくれるね。だが、参るも参らないもねーのさ……。
 大人しく来ないのなら、この場で……」

     じゃっ……

そう言うと、ジャミアンは一つ、沙織の方へ歩を進める。


0ch BBS 2007-01-24