【翼、森崎】もうひとつの物語【そして祐一】

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[10]もうひとつの物語　 ◆Etq65eJh4c ：2011/04/13(水) 23:12:44 ID:jmARJP6A
森崎と翼。そして祐一。
先程の試合で活躍した３人は、バツが悪そうに監督の前に集まった。

監督「お前たち、不満そうな顔だな。意見があるなら言ってみろ」
翼「…。なぜ、あのタイミングで笛を鳴らしたのですか？確実にこちらが１点決めていたはずです！」
監督「なぜ？それは森崎が一番分かってるんじゃないか？森崎が上がったのは前半がちょうど終わるタイミングだ。
　　　　０対０ということもあり、審判もあのタイミングで笛を鳴らすだろう。そうだろう、森崎」
森崎「はい（攻撃陣があまりにも腑甲斐なかったから、なんていえねぇな…）」
祐一「このまま続けても意味はない、どういう意味ですか？」
監督「…」

古尾谷監督は腕を組み、少し間を取りこう答えた。
監督「あの試合、翼はゲームメイクではなくストライカーにならざるをえなかった。
　　　　森崎はGKだけでなくフィールダーとして攻めざるを得なかった。
　　　　そして、見事祐一はレギュラー陣の攻撃を抑えきった。
　　　　…、答えはでているんじゃないか？」
皆ハッとし、お互いの顔を見渡す。
翼「俺と森崎がトップ下に立ち…」
森崎「俺の代わりのGKに…」
祐一「俺が入るんですか！？」

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0ch BBS 2007-01-24