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【翼、森崎】もうひとつの物語【そして祐一】
[716]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c
:2012/01/05(木) 18:15:11 ID:tWZnhzvs
反対に御影専農のほうは…
同点のチャンスと思っていた作戦が最初から破綻し、
さらに1点追加されるという最悪な展開となってしまった。
その責任を感じてか、杉森はなんと皆に向かって土下座を始める。
杉森「スマンッ…!皆を纏めるのがキャプテンの仕事…
それどころか、ゴールを守るGKとしての仕事も何も出来ていない…
スマン…」
それを見た皆は攻めるわけでもないが、このような状況でとるべき方法も思いもつかず、途方に暮れるばかりである。
森崎「まだ試合は終わってねえだろ…土下座すんのは早いんじゃねぇか?」
杉森「森崎、なぜここに!?」
「へっ」と皮肉を混めながら、森崎は言う。
森崎「お前らのチーム内情なんてのは俺は知らん。
が、同点の時に鳥かご。1点取られたらオーバーラップ。
なんなんだそりゃ。お前ら、本当に勝とうと思って試合してるのか?
自分の頭で、自分の考えで。サッカーしてんのか?」
杉森「…!」
森崎「後半は精々いい試合させてくれよ…退屈で仕方がねぇぜ…」
そう言って手を振りながら控え室へ戻る森崎。
杉森の目には先ほどまでの弱気さはなく、試合当初の鋭い目付きになっていた。
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0ch BBS 2007-01-24