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【最後の夏の】キャプテンEDIT30【始まり】


[169]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/18(月) 01:18:18 ID:???
中山「ふふっ、まったくだ。格好の場所とタイミング、そしてすこぶるつきの強敵……文句の無い復帰初戦になりそうだ。
怪我の重さを知った時は色々と嘆いたこともあったが、サッカーの神様にも少しだけ優しいところがある」

万感の思いを込めて呟く中山。その視線の先には、己が両足があった。
長いリハビリに耐え、ようやく満足のいく動きが出来るようになってきた手足。
今日の試合は、彼にとってその働きがどれほどのものかを確かめる、絶好の試金石になるだろう。

新田「……でも、本当に評判通りの相手なんですかね? 鳴紋中って」

岸田「お、おい新田……」

生意気そうに鼻を鳴らしながらそう言うのは、チームのエースストライカーである新田。

新田「去年の全国得点王がいるとか何だか知らないけれど、結局そいつは南葛の森崎からは点を取れてないって話でしょ?
森崎が苦手だったって噂の1対1を挑んでも圧倒されてたらしいですし。
上の世代の進学で主力もごっそり抜けたこともありますからねえ……期待はずれじゃないといいんですけど」

浦辺「こらこら。ピッチに入る前から相手を呑んでるじゃねえって」

緊張感の緩んだ態度にキャプテンの浦辺から注意が飛ぶ。
新田瞬。まだ二年生ながら、小学校時代は南葛SCに二度目の全国制覇を齎した男。
その実績もあってか、FWとしての自負心は人一倍である。反面、自信が過信に繋がり、この様な口を叩くこともあるのが珠に疵だった。

中山「大した自信だな、新田」

新田「へへっ、そりゃ勿論!」

中山「だが向こうも去年は南葛に手痛い目を見せられ、捲土重来を期してチーム作りに励んできたんだ。
去年のメンバー表を見ると、主力には今年の三年生になる世代も多かった。そいつらがどれだけ伸びているかは未知数だ。油断は禁物だぞ?」

新田「むう……まあ、中山さんがそう言うなら」


0ch BBS 2007-01-24