【最後の夏の】キャプテンEDIT30【始まり】

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[170]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk ：2011/04/18(月) 01:19:38 ID:???
中山に諭されると、不服げながらもそれに従う素振りを見せる。
普段の練習でこの怪我明けの男に何度も押さえられているのだ。新田といえど中山にはそうそう異を唱えられない。

浦辺（はあ……やれやれ。いつもながらのことだけどよ、これじゃ俺と中山のどっちがキャプテンか分からねえなあ）

デコー（だが、ナカヤマが君に信を置いているのには違いあるまい）

浦辺の内心の溜息に、額の傷の中で蠢く何かが慰めの声を発する。

デコー（それに選手として一目置かれるのと集団の統率者として適性があるのは、また別の問題だ。
彼にキャプテンシーがあるかどうかは知らないが、君にはこれまで南葛ＳＣ出身者を率いてきた実績があるだろう？
少なくとも中学の間はナカヤマの支配権をゼロから確立し直すよりも、君がこの集団を統治し彼が補佐する。
それが一番リスクの無い形式だと思う）

浦辺（その話は耳にタコが出来るほど聞いたっつーの）

一条「あの……何だか浦辺キャプテンがブツブツ言っているみたいなんですが……」

岸田「ほっとけ。アイツが時々独り言に耽るのはよくあるこった」

　　…　…　…

比良山「中山政男……聞いたことはある名前だ。確か森崎らの小学生時代、チームメイトだったという男だな」

大前「実際のプレイは見たこと無いけれど、三年前の全国少年サッカー大会の優秀ＤＦ……だったっけ。かなり優秀な選手らしいけど」

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0ch BBS 2007-01-24