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【最後の夏の】キャプテンEDIT30【始まり】


[96]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/15(金) 00:56:22 ID:???
>>C.「今からこのシステムを練習して、間に合うかな?」
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菱野「……やはりその点は気になりますわよね」

そう言い、少し目を伏せる菱野。
作戦を考案することと、それを実用段階にまで持って行くことは、また別の話である。
彼女もまた普段のデータ分析とそれに基づいた選手への指導とで、理論と実践の間にある溝を嫌という程味わっていた。
ただ絵図面を引くだけでは、文字通りの絵に描いたなんとやらである。

大前「これを実戦で使えるレベルまで引き上げられれば、間違い無く武器にはなる。それも特大の切り札に。
……でもそれを実現できるかと言うとね」

菱野「特に攻撃的MFが二枚というシステムは、鳴紋ではこれまで余り使われてこなかったパターンですしね」

大前「数試合を通して、実戦でこのシステムを実用できるまでに持って行くか。
それとも毎日の練習の中にこれの習得を視野に入れたメニューを盛り込むか、になるね。
どちらにせよ、監督と相談してから決めることになるか……」

菱野「もっとも、この作戦は数ある手法の内の一つですわ。
あくまで今までの鳴紋中のサッカーを貫いて全国で勝つか、それとも全国で勝つために別の戦術をとりいれるか。
この判断は今まで鳴紋中を率いてきた監督と、今年の鳴紋を率いる大前さんによるところが大きいでしょうね」

大前「そうだな……監督と話す機会とかがあったら、それとなくこの件について聞いてみるよ」

菱野「はい、お願いします」


※ 問題点に気づき、指摘出来たので、菱野の好感度が上がりました ※
※ 監督との交流コマンドに『特殊戦術について相談する』が追加されました ※


0ch BBS 2007-01-24