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1- レス

【荒鷲と】黄金のジノ5【狂戦士】


[138]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/04/22(金) 01:56:40 ID:???
※トラウマイベント

練習が終わり、後輩達が松山に頭を下げる。
夕暮れ…。もう少しで、富良野から離れる…。

感傷的になるのは、ある程度仕方ない事だろう。
公園を通りがかる松山は、公園のベンチに人影を確認した。

松山「(あれは、藤沢か……。)」

誰かと待ち合わせだろうか。日暮れが早い北海道で、さすがに女性の一人歩きは良くない…
松山「ふじさ………」
声をかけようとした松山だが………松山は、藤沢の隣に誰かいるのを確認した。
松山「(…………あれは………誰だ?逆光で、よく見えない…………)」

暫く様子を伺う松山………
はにかむ藤沢………
そして、重なる影…………

松山「…………………」

…時間が凍りつく感覚…
それは、このような状態を言うのだろう。
………凍てつくような、それでいて熱く苦しい感覚………
気付けば、松山は走り出していた。
松山「(…何だっていいじゃないか…藤沢が、誰と何をしようが、俺には関わりあいのない話じゃないか……)」
頭を巡る、沢山の『たられば』。もしもあの時…そんな後悔が頭を過る。

松山姉「光、どうしたの?雪だらけじゃない。」
松山「………雪?」
松山は、改めて自分を見た。雪にまみれ、濡れそぼる自分…………
松山「…気付かなかった……」


0ch BBS 2007-01-24