※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[190]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/18(月) 23:14:28 ID:???
視界には、自分と同じように地面へと這い蹲る二人の姿があった。
協会の陰謀で本来の力を発揮することが出来なくなったのにも関わらず、
自分の助けになるために、必死にブロックに向かっていってくれた中山。
チームの司令塔、さらには得点にも積極的に絡んでいき、
その巧みな指揮で翼たちに全く引けを取らぬ戦術を駆使したマルス。
だが、その二人も力尽き、倒れてしまった。彼らを支え、支えられてきた自分の力では
人を踏み台にし、頂点を目指そうとする日向の力に対抗することはもはや無謀にも近いと感じるようにさえなってしまった。

森崎「(……終わった。たとえ延長戦になったとしても、とてもあと30分戦えるだけの体力は俺達にはない。
   それに比べ、Bチームは……さすがに翼には疲れが見えるが、日向はまだピンピンしてやがる。
   それに三杉、岬にも十分な得点力が備わっている。……もう、手詰まりなのか……?)」

ズキッ!

顎から顔へ、そして頭へと走る痛みに、森崎は体をビクリと跳ねらせた。
森崎の弱気な考えを強く否定するかのようなその痛みに、森崎は歯を食いしばり目を開けた。

森崎「(……まだ、だ。まだだ。まだ、終わってなんか…いない!
   諦めない……絶対に諦めない!ここで諦めてしまったら、俺は……
   日向や若林、翼に負けたことになってしまう……!
   正GKの座を追われ、キャプテンなんか夢のまた夢だ。
   こんなところで……終わってたまるか……!)」

ズキッ!

パオラ「立てますか…森崎殿」

ミディア「森崎くん、しっかりして!まだ試合は終っていないのよ!」

森崎「す……すまん、二人とも……」

グッ……


0ch BBS 2007-01-24