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【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[466]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/21(木) 00:40:37 ID:???
片桐「はい。彼には翼に匹敵するほどの才能を中学時代から感じておりました。
   しかし不幸なことにその才能を開花させるきっかけが、彼にはなかなか訪れることがありませんでした。
   ……やはり森崎の『進化』の力は、彼が好意を向けるものに強く反映されるというデータは正しいのでしょうか?」

見上「うむ。森崎をいかにして全日本の才能のある選手と親しくさせていくかが、今後の私たちの課題となるだろう」

片桐「アカネイアの温厚な方々に触れたことで、今の彼ならばそこまで面倒事は起こしませんよ。きっとうまくいくことでしょう」

新田の成長と活躍に思わず顔をほころばせる首脳陣。しかし彼らに対し、モロドフは何か考え事をするような難しい顔をしていた。

モロドフ「(…今のところは全てが順調に進んでいる。
     全日本を世界最強のチームへと成長させるという我々の野望が達成される日はそう遠くはないだろう。
     しかし……気がかりなのはシューマッハくんから受け取ったこの手紙。何か、我々の預かり知らぬところで動いているものがいる。
     ……アルシオン、クスタ、サビチェ、私の大事な教え子たちよ……どうか無事でいてくれ……)」

アンナ「新田くん、素早い反応で岬くんと三杉くんのパスをインターセプト!
    この若き隼は留まることを知らないのか!攻撃に守備にと大車輪の活躍を見せています!」

新田「(すごい……自分でも驚くほど体が動く!まるで背中に翼が生えているみたいだ!
   相手のパスをカットすることがこんなにも楽しいことだったなんて……俺、知らなかった!
   いける……今の俺だったらどんな奴が相手だろうと全て飛び越えていける気がする!)」

何かのサッカー雑誌で、良い攻撃は良い守備から生まれるものだと書かれていたのを新田はふと思い出した。
なるほど確かに攻撃を中断されたばかりの相手の陣形には溢れるほどの綻びが見て取れる。
新田はがら空きになりつつある中盤へ、自慢の俊足を飛ばしてドリブルを始める。


0ch BBS 2007-01-24