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1- レス

【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[485]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/21(木) 03:31:53 ID:???
ふと顔を上げると一人の少年が立っていた。年頃は自分と同じくらいだろうか。
肩に届きそうなほどの鮮やかな金髪が風に揺れるさまは、一つの芸術品のような輝きを思わせる。
先ほど転がってきたボールは彼が蹴りこんだものなのだろうか?
少年は新田の足元で止まったボールを拾おうとこちらに近づいてくる。
だが、その少年はボールを手で拾わずに器用に足先で浮き上がらせると
新田の目の前で軽やかにリズムよくリフティングを始めだしたのだ。

少年「よっ…ほっ、はっ」

新田「(…何のつもりだよまったく。今はサッカーボールなんて見たくもないのに)」

少年「君」

新田「…え?」

突然朗らかに話しかけてきたその少年の態度に新田は困惑する。
そんな新田の反応を知ってか知らずか、少年は新田の頭上へとボールを飛ばしてくる。

新田「わっ、とっ、たっ!?」

ポンッ

慌てて素早く立ち上がると、ヘディングでボールを浮き上がらせる。
沈んだ気持ちなんてお構いなしに、ボールを押し付けてくるこの謎の少年はいったい誰なのだろうか。
しかしそんな思慮を巡らす暇もなく、少年は新田に向かってボールを奪おうと接近してくる。

新田「(勝負しようってのか?…馬鹿にして!)」


0ch BBS 2007-01-24