※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[489]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/21(木) 03:36:54 ID:???
新田「(そうだ、思い出した!力に対抗出来るのは速さ!
   俺の最も得意とする分野じゃないか。…だけど日向さんのタックルはただの力押しだけじゃない。
   死角に入り込もうとする技術、そして素早くボールを掠め取ろうとするスピード。
   この二つの要素にも対抗できなくてはダメなんだ。そうか……ようやく君の言っていることが分かったよ!)」

バッ!

日向「ボールを寄越せ!!」

新田「(強引に体を寄せてくる気か!ここは…速度をあげる!)」

ビュンッ!

日向「逃しはしねぇ!!」

新田「(速い!?けど、ここでフェイントを織り交ぜれば……)」

ククッ…ギュン!

日向「な…な…?」

アンナ「こ、これは凄い!新田くん、日向くんの執拗なマークを華麗なステップでかわす!かわしまくる〜〜〜!!」

日向「野郎…!だったらこれならどうだ〜〜〜!!」

このままでは振り切られる。そう思った日向はボールではなく新田の足先に向かってタックルを仕掛けた。
反則ぎりぎりのプレイで止めようとする高等テクニック。しかし、日向は気づいていないのだ。
この『技』を重視したプレイという手札を導かれるように出されてしまっていることに。
そう、全ては始めの力に頼ったタックルを安易に見せてしまったことから始まっていたのだ。

新田「(相手の行動に対応する有利な行動を取る。言葉では簡単だけど、咄嗟の判断でそれを行うには相当な集中力が必要なんだ。
   今の俺は自分でも驚くくらい一つ一つのプレイに集中できている。だから……だから今なら!)」


0ch BBS 2007-01-24