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【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】
[609]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/04/22(金) 22:03:19 ID:???
リンダ「は、はは……さ、さすがは森崎くんね……いまのを止められたんじゃ……もう打つ手なし、か……」
渾身の魔法を幾度も防がれ、自分の息がかかったシュートではついに森崎からゴールを奪うことはできなかったリンダ。
しかしその顔は実に晴れやかだった。これまで彼の強さを、優しさを、勇気を間近で見てきた彼女だからこその笑顔だった。
翼「…………」
そして翼も全身の力が抜け落ちていくのを感じながら、ラインを割っていくボールの行方を眺めていた。
今日、この試合で撃ったサイクロンは合計で3本。そのうち1本は決まったが、2本は防がれてしまっている。
翼「(俺と森崎の個人の勝負としては……悔しいけど今回は俺の負けかもしれない。
だけど、試合はまだ終っていないんだ。俺は…若林くんと約束した夢を途中で終わらせるわけにはいかないんだ!)」
歯を食いしばり倒れそうになるのを何とかこらえると、翼はいよいよ迎えるこの試合の最後の攻防のために上がっていく。
森崎「ふぅ…ふぅ…な、なんとか防いだか。さすが翼。相変わらずここぞというときには弱い奴だぜ」
しかし、まだ攻撃権はBチームにある。さらに今のプレイで時間を潰されてしまい
Aチームが残り時間で勝ち越し点を奪うのはほぼ不可能となってしまった。
森崎「(なんとか次の攻撃を乗り切ったとしてもそのままPK戦に突入することになりそうだな……)」
一応こちらにはPKには圧倒的に鋭いカンを見せるシーダがいる。
今のうちにポジションを変えておけば、PK戦となったときに優位に立てるのは間違いない。
しかし、ここに二つの問題が重なってくる。一つはこの試合は日本の正GKを判断するための試合ということ。
その決着を言ってしまえば部外者であるシーダがつけてしまうのはこれまでGKとして体を張ってきた森崎としても少し気がひける。
そしてもう一つの問題はBチームの最後の攻撃だ。岬や三杉の体力はまだ健在。
次藤もシュート力だけならば十分FWを任せられるポテンシャルを秘めているのだ。
シーダも運動能力は悪くはないのだが、やはりキーパーとしての特殊なセービング技術が不足してることは否めない。
森崎「(…さて、どうしたものか。仲間にCKの指示を出す前にまずはチームデータを変更するべきだろうか?)」
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0ch BBS 2007-01-24