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1- レス

【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[709]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/23(土) 03:16:36 ID:???
サッカーとは、信頼を絵に書いたような競技であるとアベルは考えている。
文字通り、ボールを仲間にパスすることで託すのだ。この選手ならシュートを決めてくれる、と。
自分はその信頼を裏切り続けてきたのである。民を守り、主君を守り続けることを誇りにする
栄誉あるアリティア騎士団の聖騎士であるはずなのに。

アベル「(もうたくさんなんだ!仲間の期待を裏切り、自分の努力を裏切り続けることが!
    俺は……俺は黒豹アベル!アリティアの聖騎士だ!
    黒騎士カミュすら一対一で打ち砕いた男!その俺が……その俺が!!)」

ボシュウッ!!

アベル「これ以上外すわけにはいかねぇんだ〜〜〜〜〜っ!!!」

ズッゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオオオンッ!!!!!!
バリィィィッ!ドッズウウゥゥゥン!ブパアアァァァンッ!!!

井沢「え……?」

石崎「は…?」

早田「な、なにが起こった…?」

若林「ぁ……ああ………あああああああぁぁぁぁっ!!!」

レナの魔法に包まれ、アベルの渾身の力で蹴り出されたボールは巨大な炎の塊となってゴールに向かう。
そしていとも簡単にネットを突き破ると、後ろの壁にぶち当たり、火山が噴火したかのような爆発音と共にボールは消し飛んだ。
その威力と凄まじさにBチームの選手達は一歩も動くことすらできなかった。
一番遠い距離にいて、PA外からのシュートをことごとくたたき落としてきた若林ですらも。

ピッピッピイイイイィィィィィィィッ!!!


0ch BBS 2007-01-24