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【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】
[762]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/04/24(日) 00:04:04 ID:???
>マルス
森崎「マルス、ちょっといいか」
森崎はアベルやマリクたちと料理を囲んでいたマルスへ話しかける。
マルス「…うん。それじゃあ僕はちょっと席をはずすよ」
森崎はマルスを連れ立って、宿舎の階段を登っていく。
目指す先は旅館の屋上。二人で誓いを建てた日、アカネイアカップ前夜。
優しく輝きながら二人を見守っていた月の光が一番よく見える場所だ。
森崎「…………」
マルス「…………」
落ちてきそうなほどに大きな月が、二人の少年を…
正しくは少年から青年へと移り変わろうとしている二人の若者を待ち受けていた。
その大きさと眩しさに言葉を失ったのか、それとも別れの言葉を互いに口にできないからなのか。
しばらくの間、二人は無言で立ち尽くした。静寂がゆっくりと二人の間を流れていく。
やがて、先に口を開いたのはマルスだった。
マルス「いままで、戦場で君には沢山助けられてきた。君は多くの仲間を支えてきてくれた。
……少しは今日の試合で借りを返せることが出来たかな?」
森崎「ああ。中盤を支配し、得点も奪ってくれたんだ。十分すぎる活躍だったぜ」
マルス「その言葉が聞けてよかったよ。…あの時の誓いの言葉を覚えてるかい?」
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0ch BBS 2007-01-24