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【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[803]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/24(日) 19:23:20 ID:???
見上「それではキャプテン選挙を行うぞ」

全日本ユースの合宿が本格的に始動した次の日。
ついにこの世界に下克上の挑戦を叩きつけようとする『黄金世代』を取り仕切る主将を決める投票が行われた。

キャプテン候補にまず名乗りを上げたのは当然この男、森崎有三。
その他は自薦、他薦問わないと見上が言った後、翼が手を上げた。
意外なことに日向と若林は手を上げることはなかった。
日向は森崎に敗れ、さらには新田と互角というレッテルを貼られてしまったことで
キャプテン候補のレースからかなり遅れをとることになってしまったのだ。
そして若林は何故かあの試合の敗戦後から自己主張をすること無く、
森崎のサブキーパーとしていつでも試合に出られるように黙々とトレーニングに励む毎日である。

森崎「(やっぱり俺が試合できっちりと勝利した影響は大きいってことだな。
   だが、何だか不気味すぎるほど静かなんだよな。若林なんか
   時折体に穴が開くくらいに俺の方をじーっと見てくるしさ……)」

だが、これで自分のキャプテン就任の障害は南葛SC時代からのライバルである翼だけだ。
なにやらもう一人無謀にも立候補した奴がいたような気がするが、これには触れないほうが懸命だろう。

見上「よし、それでは手前の席のものから一人ずつ投票していけ。
   判断基準が取れないものは、この間のアカネイアの方々との練習試合を参考にして名前を書け」

しばらくして、長い沈黙がと共に投票が終わる。
見上は投票箱の裏蓋を無表情で開けると、中に詰められた紙を一枚ずつ読み上げていく。
ホワイトボードに少しずつ線が足されていき、約5分後、ついに最後の名前が呼ばれた。

見上「さて、以上で全てだ。…私はお前たちは世界一の座以外には相応しくないと思っている。
   多くのものが海外クラブでの経験を生かし、そしてアカネイアとの練習試合での課題を乗り越えて
   ほぼ万全の体制でこの合宿へと集まってくれた。
   ……このチームを引っ張り、ワールドユースの頂点への舵取りをお前に任せよう!」


0ch BBS 2007-01-24