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1- レス

【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[892]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/25(月) 22:35:27 ID:???
三杉は、彼もまた不幸な身体の元でサッカーを続ける一人なのだと理解した。
そして彼のような『改造』を施された選手が他にも存在するという事を聞き、戦慄を覚えた。

三杉「(天から与えられた人それぞれの才能を否定し、他の何者かから新たな力を授けられる。
   それは確かに人の限界を超え、素晴らしい成長を生み出せる医療が産み出した奇跡なのかもしれない)」

だが。三杉はこの考えには強い怒りを覚えた。心臓病という過酷な運命と正面に向き合い、
ここまで必死に戦ってきた自分だからこそ、この横暴な技術に対して怒らずにはいられなかった。

三杉「(人の可能性は無限大なんだ。自分の才能を信じ、足掻き続けることさえやめなければ…道は開けるはずなんだ。
   0にいくつ数字をかけても0以外の数字にはならないように……変えてはいけないもの、変えられないものがあるはずなんだ)」

イスラス「(…ミスギは言った。自分たちとは明らかに違う存在。
     個体差による成長の度合いがはっきりと別れている人種達がいると)」

三杉「(地球上にはない、まったくの別の世界の存在である彼らならば何か知っている。
   そのためにボクは彼らの情報を必死に集めることを誓ったんだ。
   これ以上定められた運命を無闇に変えられる者を増やさないために。でも、今は――)」

イスラス「ミスギ!俺の動きが見きれるか?」

三杉「悪いけどもらったよ。そこだ!」

バッ!

放送「三杉くんが素早くパスコースへと飛び込む!これはカット成功か〜!?」

イスラス「…ほあぁっ!!」

バコッ…シュルルルッ!

三杉「(バックスピンパス!?相変わらずやることが器用な奴!)」


0ch BBS 2007-01-24