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【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】


[916]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/26(火) 00:57:30 ID:???
全日本のDFとして存在感を示す『力』の次藤と『技』の早田。
しかしこの時点で徐々にだがこの二人の能力の差が開きつつあった。
それは練習の差なのだろうか?いや、そんなことはない。
次藤がブンデスリーグで戦っている最中、自分はプレミアリーグで足を磨いてきた。
では、考えたくも認めたくもないが…やはり。

早田「(…これが、これが才能の差ってやつなのか――!!)」

ちくりと胸に刺すような痛みを、この日早田は初めて知った。
仲の良い、心を許せるはずの仲間にですら抱いてしまう負の感情。
その小さな小さな『嫉妬』の心情がこの先大きく広がってしまうかどうかは今は誰にもわからない。


????「あーらら。あそこまで行っといて奪われちゃったよ」

?????「まだまだ甘いな。あれではA代表に招集できるかどうか微妙なラインだ」

????「なぁファンベルグ。あのイスラスって奴が本当に例の『あの選手』なのか?」

褐色の肌。癖のあるパーマと傍から見れば兄弟のような印象をうける二人の青年。
僅かに背の低い方が、長身の白人の男へと声をかけた。

ファンベルグ「…そう聞いている。なるほど、確かに見事なドリブル力を持っているな。
       だがフーリア、ニスケンス。今のは会心の守備を見せてくれたあの日本のDFを褒めるところだぞ」

褐色の兄弟のような二人組の名前を呼んだこの男こそ、現在世界最高峰の選手と呼ばれているカリスマプレイヤー。
名前はファンベルグ。ミランカルテットと呼ばれるスタープレイヤー四人組のリーダー格である。
そしてフーリア、ニスケンス。彼らもミランの中盤を支える知識と経験、そして技術全てが優れた一流のプロ選手である。
今回彼らは将来有望な、共に戦うことになるかもしれないユースチームの活躍を視察に訪れていた。

ニスケンス「確かに今のタックルを避けるのは難しいと思うが…こんな時くらい母国を応援しても構わないだろう」


0ch BBS 2007-01-24