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【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】
[957]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/04/26(火) 23:13:46 ID:???
一方そのころ。ミランのオランダトリオとは別の席にて、
苦しい戦いを続けているオランダユースを見守る姿があった。
デンマークA代表GK。長い手足と長髪が実に映えるシューマッハである。
彼はイスラスと直接面識があるわけではなかった。
だが、彼の連れ添いである友人は、イスラスとは並々ならぬ繋がりを持っていたのである。
シューマッハ「で、どうだ?お前の力を受け継いだあの少年は勝てそうか?」
????「遅い。遅すぎて欠伸が出るぜ」
シューマッハ「……勝てるか負けるかと聞いているんだ。それじゃあ答になってないぞ、マッハーよ」
マッハーと呼ばれた短く揃えて刈り上げた金髪の男性は笑って答えた。
マッハー「遅いから負ける。あいつがもう少し速かったらさっきもタックルで止められることはなかっただけさ」
シューマッハ「……」
マッハー「…だが、たまにはのんびり歩くべきときも必要なのかもしれないな。
俺も……そしてジャイッチも、急いで急いで急ぎ過ぎちまっていたみたいだ」
ケラケラと人懐っこい笑顔を振りまきながら、マッハーは自分の白い肌とは違う色の右足を愛おしそうに撫でた。
マッハー「プロになるために…少しでも早く上に行くために、俺は闇雲に走り続けた。
だが、人の体ってのはほーんとよく出来たものなんだよなぁ。
本質の限界を超えた、身の丈に合わない行動にきっちりブレーキをかけやがる。
まぁ今は……あいつが俺の二の舞にならないようにならないことを祈ってやるだけさ」
ポーランドのマッハー。3年前のjrユース大会直前に、不運な事故でその選手生命を失った天才的なドリブラーである。
彼のチームメイトであり、シューマッハの友人でもあったジャイッチもまた、無茶な練習が祟りフィールドから姿を消した選手だった。
シューマッハ「…やはり連れてこなかったほうがよかったか?」
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0ch BBS 2007-01-24