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【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】


[195]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/05(木) 22:43:27 ID:???

シャンハイサーチ →  スペード3
スペード→ 「緑髪の女の人……見つけました」



シャンハイがそばからいなくなって、三、四分程経過し……松山は焦れていた。

松山「遅いな……予め時間も決めておくべきだった。 やっぱり動揺していたのか……」

こうしてる間にも、刻一刻と風見幽香の影が自分に向けられてる気がし、松山は落ち着かない。
組んだ腕の片方の手の指をトントンとさせながら、ぐっと奥歯を軋らせる。

松山「(くそっ、なんでこんな――俺が逃亡の算段をたてなきゃならない!?
    口も利けないまま尻尾を巻いて逃げるしかできない!? 霊夢さんや萃香さんみたいな力があれば――!)」

心の中にクレバスが生まれた気がした。 そこから何かが手をかけ、せり上がってくるような不快感。
いつしか、渦を巻いたマグマとヘドロのような、毒々しさと熱さが混同した気持ちに囚われてる自分に気付くと。
松山は、憚りなく地面に唾を吐き捨てていた。

松山「ハァー、ハ……! (俺は何っ、考えて……ちくしょう!)」
シャンハイ「光様、光様ー……え、えっ、ぁ……」

シャンハイが、松山の顔を見るなりビクッと全身強張らせてしまう。

松山「ぁ、っ! ハァ……ごめんおっかない顔してたか?」
シャンハイ「い、いえ。 それより光様! 注意しろと言われた緑髪の女性――見つけました!
日傘を持っててショーとヘア……言われた特徴と一致します。 ……凄い妖気も計測しました。
       進行方向から概算して、こちらへ向かってきて……あわ!?」

ギチッ、ッ!! と、松山が強烈に歯を噛み締め合わせたのに、シャンハイが飛び上がった。



0ch BBS 2007-01-24