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【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】


[238]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/09(月) 22:10:58 ID:???

松山「も、もう流石に腕が痺れてきた……」

使い慣れない筋肉をフル酷使しての全力投球は、鍛えた松山の腕からも力を失わせていた。
汗だくになった松山。 そこで様子を見守っていたリュカが松山の手からブーメランを優しく剥がすようにした。

リュカ「お疲れ様。 これを飲んでごらん? 疲れた体に効くよ」
松山「あ、どうもです……っぷはぁ! 甘いのに爽やかで力が湧いてくる!」

フライハイトが手間隙かけて作ったドリンクより更に回復力ある気がして、松山は驚く。
激しい運動後や、温泉に浸かった後に飲むに最適の、愛情の詰まった珠玉の一本といえた。
ブーメラン投げで消耗した体力を取り戻すのに余りあり、全部飲み干してしまってから……
松山はリュカに、さっきの強引さの理由を聞いてみた。

リュカ「いや、ね……松山君が、拳の振り上げどころをなくしてたみたいな、荒れた顔をしていたから。
    ちょっとおせっかいだったけど、思いっきり遊ぶこともたまに必要だと思ったんだ」
松山「……!」
リュカ「ごめんね。 君は忙しいみたいなのに時間を無駄に使わせてしまって。
    僕の思惑に巻き込んでしまったお詫びに、松山君が僕達を探してきた理由とお話、ちゃんと聞くよ」

穏やかで力強い芯のある、父性を感じさせるリュカの声。
松山は聞きながら……いつの間にか考えぬようにしていた、外の世界の一ヶ月も会ってない家族の顔を浮かべた。

松山「(色々と辛いことを忘れていられたのと、忙しかったせいで考える暇もなかったが……一月も過ぎてるのか。
   心配してるだろうな、捜索届けも出されてる、よな…………。
   だ、だけど今俺はやらなくちゃならないことが! えーと俺は何しにきたんだっけ!?)」



0ch BBS 2007-01-24