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1- レス

【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】


[304]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/13(金) 23:26:53 ID:???

B 戦略的撤退でござる!



松山「(今すぐ阿求さんを助けに迷宮へ……しかし……)」

病弱な女の子が(調査と言って自ら入ったとはいえ)危険な化け物のいる迷宮に向かったというなら
追いかけて保護せねばという気持ちも無論あるが、松山はここで突入する気持ちに蓋をした。
開いた洞窟を覗き込んでると、やはり恐怖もあるし、大会まで怪我する訳にいかない事情もあるからだ。

松山「いや、今すぐ探しにいくなんてできない! 二次遭難しない為にも、行く前の準備が必要だ!」

そうきっぱりと、女中の願いを退けた松山。 女中さんはへたりと庭で座り込んでしまう。

女中「そ、そんな……ああ、私達、どうすれば……」

松山に断られて、見てて可哀想になる位蒼白になる女中さん。 だがそこでシャンハイが一つ訊ねた。

シャンハイ「さっきの話の中で、阿求さんが連れてった見たことない妖怪ってどんな外見でした?」
女中「え、えぇ、と……。
    艶やかな薄紅色の、奇妙な目の装飾品を身につけた妖怪と、左右に長い筒を腕に嵌めた妖怪と黒服の妖怪。
    その後ろを妖獣達がガッチリ固めてゾロゾロ……あんな中にお体丈夫でない阿求様が一人混ざって……!」
松山「……ああ。 それならやっぱ急ぐことはないんじゃないかと。 阿求さんが無事戻るのだけは保障できます」

阿求と共に迷宮に下りていった面々の外見を聞いて、かかる日数はともかく有事は起こらないと女中を安心させる
しばらく無言で、ぐちゃぐちゃになっていた頭を落ち着かせた女中が立ち上がった。
ほんの少し、松山の内面を見損なっていたと……そんな諦めが混じっている。

女中「……わかりました。 私達にもできることはないし、貴方の言葉を信じて皆を休ませてきます。
    ですが、阿求様が心配なんです。 今すぐ連れ戻すのが無理なら後日様子を見にいっていただけませんか?」



0ch BBS 2007-01-24