【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】

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[67]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2011/04/30(土) 21:33:13 ID:???

早苗「松山君が、……貴方がどこへなりと姿を眩まそうが、皆からはぐれて個人で栄冠を追い求めようが。
　　　いちいち私が、貴方の――言動に振り回される必要なんて最初からなかったんです。
　　　私には私の、大切な仲間とチームメイトがいて、支えてくれているだから。後は――清算するだけです」

感情はままならにもので、この一点。
松山との関係性については、早苗はあくまで丸く収めるということができないようだった。

松山「清算か。それは、俺と東風谷さんの因縁を、という意味か？」

早苗「当たり前です。私の中で、貴方がどういう存在か解ったのはたった現在ですが。
　　貴方は私が越えるべき壁。私が絶対倒す。
　　　散々否定し揺さぶってくれた借りを、まとめて山颪と一緒にお見舞いします！」

口上後、シン、と静かになった診察室を、早苗は見回して。

早苗「……病院で長話が過ぎましたね。
　　　さっき言ってましたが……大会に出場しようがしまいがお好きに。
　　　考えてみれば、松山君や霊夢さんがいようと、急造チームが勝ち抜くには厳しすぎる大会ですし。
　　　万が一、私達守矢ミラクルズと試合するまで勝ち上がれたなら、ぐうの音が出ない程叩き潰してあげます」

積もった情念を吐き出し、早苗の表情に残っていたのは透明で澄んだ戦意と決意。
いつかどこかで必ず松山との因縁を清算すると挑戦を叩き付け……東風谷早苗は悠然と歩み去った。

＊早苗が去っていきました。

前次写

0ch BBS 2007-01-24