【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】

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[68]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2011/04/30(土) 21:35:03 ID:???

永琳「貴方は私が絶対倒す――か。
　　　挑発的に振舞わずにいられないとか、なかなか青臭く情熱的で、複雑にもつれた関係ね？
　　　ライバル宣言をされた心地はどう？」
松山「……気にしてません。
　　　東風谷さんがキャプテンになり、優勝目指して進むというなら、それより先に俺が踏破するだけです」
永琳「あら、ふふ。君は君で成長してる様子。さしずめ赤い不安定な火が、純粋な蒼い炎に変じたところ？
　　　果たして現在の貴方と、風祝と、どちらがより成熟してるのかしら？」

若人の成長を愉しむように興味津々な様子で訊ねてきた永琳に、松山は飾らず静かに返した。

松山「俺は別に遮二無二やってきただけ。何も変わってませんよ。これからも懸命にやってくだけです」

松山がそう言うと、永琳はますます笑みを濃くして、「話があるなら」と、奥から三脚の椅子を出してくれた。
座ろうとすると……早苗が歩いていった診療所出入り口の方角とは逆の、本棟に続く廊下から慌しい足音が。

輝夜「永琳！え～～り～～ん！！！
　　　イナバから聞いたわよ！例の元キャプと山のパチモン巫女がやってきたそうじゃない！
　　　しかも偶さか同じタイミングで現れたって！もしかして鷲駆けさせて蛇蛙呑～ます！のけいか――」
永琳「せいっ！！(ﾋﾞｭﾝｯ――ｺﾞｼｭｶﾞｯ!!!!!!!!!!)」

超スピードで、永遠亭の薬師は椅子から立ち上がる動作も見せぬまま、月の姫に凄絶な一撃を叩き込んだ。

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0ch BBS 2007-01-24