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【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】


[817]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/08/16(火) 23:22:02 ID:???

ドウ……ッ

シャンハイ「ひ、ひか―――!?――――――」
霊夢「ちょっ――――――た―――」
松山「(あれ? なんだか二人とも近くにいる筈なのに、声が上手く聞き取れない)」

そして松山は、自分が冷たい迷宮の床に倒れ伏してる事実にやっと気がついた。
両足が、どこからかも判別つかない位に、煮えた鍋に突っ込まれたように熱い。

松山「(あーこれー……やっちまった……ん……かな……)」

幻想郷では怪我せぬよう保護されてるが、外の世界からやってきた松山は試合や練習中に怪我をした事だってある。
だが、怪我をしようともある程度自他でコントロールの利く練習や試合での怪我と、今回のはまるで異なっていた。
死神を一発で追い払う程の、渾身の蹴りによる、かかった衝撃。
たゆみなく精進し、鍛えぬき、切磋琢磨してきた松山の足腰でも、見逃される程温厚ではなかった。
骨折か三角靱帯か、いずれにせよ蹴り抜いた足、軸足諸共、破壊されていると気付く。

松山「(や、ばいな……これ……夢じゃない……んだな。 俺、もう……さっかぁできないのかなぁ)」
シャンハイ「あ、あああっ光様、どうしてこんなことに……! わ、私どうしたら、どうすれば……!」

治癒魔法は使えず、原則と機構の問題で。
時に主人の目的を阻む事になろうと深く直接行動に出られないシャンハイが嘆く。
それでも最善の解を求めたシャンハイは、閃きを得た。

シャンハイ「そ、そうですっ! あの光様のご友人に預けた【命のリング】です!
       もう毒からも回復してましたし、光様へ早く返すように―――!
       光様は私が運びます! 霊夢様、道途中襲ってきたらどうか撃退してください!」

シャンハイの訴えに頷きかける霊夢。 しかし……
常識的に考えて、シャンハイの出した答えが正しいのだが、どうも霊夢は引っかかりを感じた。



0ch BBS 2007-01-24