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【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】


[908]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/08/26(金) 23:13:39 ID:???

松山「さらに……え、なんだ?」

【銀の女神像】のさらに詳細を知ろうとしても、どうにもその部分の鑑定結果だけがあやふやで纏まらない。
まだ現在は踏み込めない秘密の壁の存在の前に、知識が雲散霧消するのに不快感を覚える。

松山「もどかしい……妙なひっかかりですっきりしないな……。
    まぁとにかく、色々な効果がわかっただけマシか」
シャンハイ「光様ー。阿求さんがいらっしゃいました」

戸の向こうから、シャンハイの声が聞こえて、松山はさっさっと鑑定したアイテムを倉庫に再度しまう。
程なくして、丁寧な挨拶をして阿求と、その後ろにいつか松山に探索を依頼した女中さんが連れ添ってやってきた。
阿求は、松山の動かせない足にチラリと視線を注いで……チョコンと正座し、そっと指先を軽く床に触れさせて。

阿求「この度は、稗田家の問題に巻き込んでしまって……怪我までさせたこと、お詫びのしようもありません」

神妙な顔つきで謝罪の言葉を述べる阿求に、女中さんは何か異痛げにしたが沈黙を守った。
そして次の言葉に、松山は少し驚くことになる。

阿求「そこで――責任ある当主として、私にできる範囲で一つ、松山さんの望みを聞くことにしました!」
松山「え!?」

そこで松山の言葉は強制的に停止した。
え!?と驚き声を発した瞬間、阿求の背後に控えてる女中さんの瞳の奥底がギランッと輝き射抜かれた気がしたのだ
そんな一瞬の視線の駆け引きをよそに、阿求が笑顔でのたまう。

阿求「最近の私って、健康に過ごせてるためか気持ちに余裕があるんですよ。
    堅苦しいことから、気軽なことまで、気楽に仰ってください。 大抵のことなら融通きかせちゃいますから」
松山「……。(これはチャンス、なのか? いろんな意味で? それなら何を聞いてもらうべきか……?)」



0ch BBS 2007-01-24