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【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】


[928]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/09/07(水) 23:49:06 ID:???

いしゃはどこ(ry →  ハートK
ハート→ 医者B「ビタ一文、まかりませんぜ」


ノートをぱらぱらとめくっていた阿求だったが、もとより人里の医者はそれほど多くなく、最後のページになる。
そのページに書き記されていた医者のプロフィールは、超絶的な技術を持ちながら無免許医という男のものだった。
更に治療代として法外な金額を請求するとされ、技術が凄くてもモグリのまま、決して評判の高くない人物だった。

阿求「……う〜ん……」
松山「阿求さん?」

阿求は開いたノートにおでこまでくっつくほど顔を近づけ、にらめっこしていたが、嘆息と共に膝に下ろす。

阿求「すみませんが、これからすぐ行ってこのお医者さんを連れてきてください。
    お金の話を持ち出されたら、その話は患者を交えてすると……」
女中「はい。 では行ってまいります」

去り際に、妙な気起こすべからずとでも含んだ視線を松山に投げて、女中の姿は忽然と消えた。

松山「な!? 消えたっていうか、はっ速い!?」
阿求「えっ? あぁ。あの人にはいっつも買出しとか、会合の伝達とか、雑用任せてるんです。
    その賜物で、いつの間にかすごく足速くなれたと言ってました」
松山「(いやあれはそういうレベルじゃ……縮地? 加速装置? 瞬間移動!?
    ……もしかして、あの人が迷宮入ればよかったんじゃないのか……?)」

釈然としない気持ちになりながらも、時間をかけず医者がくるだろうと思い、松山は阿求と雑談して過ごした。



0ch BBS 2007-01-24