【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】

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[929]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2011/09/07(水) 23:51:00 ID:???

～少年安静中～

しばらく経って、女中が連れてきたのは顔にツギハギの残る黒ずくめの怪しげで目をひく人物だった。

医者B「フン……若いうちから一人暮らしとは、将来の苦労も知らず気ままなもんだ」

皮肉っぽく医者は言いながらも、無遠慮にだが松山の両足を診るべく、布団をひっぺがし衣服を脱がせてしまう。

松山「うわ！？ちょ、待っ！？」
阿求「ひゃぁ！？」

シュバッと、神速で女中さんが阿求に両手で目隠しをし、ずるずると有無を言わさぬ呼吸で連れ出す。

医者B「……」
松山「ど、どうですか？先生？俺の足、治りますか？」
医者B「……治るといったらそりゃあっけなく治るさ。明日の夜にはすっかり元通りになるさ」
松山「！！！」

松山が喜びで思わず飛び起きようとするのを、医者Bは鋭い眼光と意外な程強い腕力で押さえ込んで続ける。

医者B「だがタダでやってやるわけにはいかん。
　　　後払いにしてやってもいい。だが……その前に君がサッカーで稼げるかどうか見定めさせてもらおう」

医者Bは、松山の足だけではなく全身の体つき、筋肉の発達具合や量など医者の目で測っていく。

医者B「ふむ……よし、手術費は三千万！！」
松山「何ィ！？あ、いや……何だってーーーーーーーーーーー！？」
医者B「まぁとはいえ、人里でも名の通った稗田家のお嬢さんの頼みだしな。
　　　　特例に一万にまけてやってもいい。さて君の怪我を経ての将来性だが……」

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0ch BBS 2007-01-24