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【呪われた】幻想のポイズン51【くじ運】


[62]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/28(木) 00:30:24 ID:???
ビクトリーノ「よっ、幻想郷キャプテン」
反町「ん……お前は……ビクトリーノ?」

不意にそんな反町に声をかけたのは、ウルグアイキャプテンのビクトリーノであった。
その瞬間、反町はやはりここは幻想郷ではなく外の世界。
各国の強豪がひしめき合う、フランス国際Jrユース大会の会場だったのだとようやく実感し……。
ビクトリーノと握手をしつつ、言葉を交わし始める。

ビクトリーノ「なんだか知らんが、そっちは主力が大量にいなくなってるみたいだな。
       俺達を侮ってるのかと思ったが……セレモニーの時にもいなかったって事は、違うんだろ?」
反町「うん……まあ、色々とあってさ。
   それより、そっちのチームに派遣された萃香さんたちはどうだ? 皆、早くなじんだのか?」
ビクトリーノ「馴染んだは馴染んだんだが、鬼どもは殆どコーチしなかったな。
       あの文にそういうのは全部押し付けて、自分達は気の向くままに練習したり酒盛りしてたぜ」
反町「(あー……まあ、萃香さんたちらしいっちゃらしいか……)」

初対面であるにも関わらず、比較的友好的に会話が出来たのは。
本来不真面目であるビクトリーノが派遣選手の中でもとりわけ自由人である者達に振り回され続け。
多少なりとも、精神的な意味で成長する事が出来たからであろう。
2人はそれからしばらく、幻想郷のことなどについて語り合っていたのだが……。
試合開始時間がすぐに迫ると、センターサークルへとコイントスの為に向かい始める。

ビクトリーノ「ま……主力がいないからってこっちは手を抜く気は無いからそこはよろしく頼むぜ。
       油断して手痛い目に合うのはごめんだからな」
反町「………………」


0ch BBS 2007-01-24