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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】


[285]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/02(月) 23:43:19 ID:???
若林「みんな!まだ俺達の1点リードだ!何も気落ちすることはない!
   単純な縦パス構成に何度も振り回されるほど、俺達の守備は薄くはないはずだ!
   こんなところで躓いていては、優勝なんて出来ないぞ!」

若林はピッチに入ると、まずは1点差に詰め寄られて焦りを隠せない味方たちに言葉を投げかける。
浮き足立った状態で試合を続行させることは、相手にさらなるチャンスを与えてしまいかねないからだ。

翼「若林くん……!
  (いくらサイクロンといえども無敵じゃないのはこの間の試合でも分かっていたことじゃないか。
  落ち着け、落ち着くんだ大空翼。俺はこんなところで負けるわけにはいかないんだ…!)」

石崎「おっ、若林の奴やる気充分って感じだな!よっしゃあ!俺もいっちょやったるぜぇ!」

岬「(育ってきた家柄とか、性格とかもあるんだろうけど……
  やっぱり森崎とはまったくベクトルが違うカリスマがあるんだよね、若林くんには)」

森崎「…………」

ベンチへと戻り、見るからに士気が回復していく様を見て、森崎は思った。
遠い昔。半ば無理矢理キーパーというポジションを任せられ、
心無い級友たちから何度もボールをぶつけられていた頃。
キーパーなんて動けない、駄目な人間のやるところなんだという勝手な思い込みを
一瞬のうちに打ち消してくれた、一人の少年の影を思い出す。

森崎「(そうだよな。あいつはいつだってそうやって……周囲の空気をガラリと変える力を持っていた)」

小学生にしては恵まれた体格。なにかこだわりでもあるのか、練習中は常に帽子を身につけるその影に、
森崎は確かに『憧れ』の感情を抱いていた。そして自らすすんでキーパーをやっていこうと決意させてくれたきっかけでもあった。
若林源三。今でこそ疲労した自分の代理キーパーであるあの男に、森崎はヒーローを描いていたのだ。

森崎「(今の俺は……どうなんだろうな。アカネイアで立派に指揮官を勤め上げてきたという自負はあるが)」


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