※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】


[374]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/05(木) 00:50:04 ID:???
中山「ひっ…!?」

キョロキョロと建物の中を進む中山に、突如背後から手が伸び肩へと置かれる。

????「ようこそ……お主が来るのを待っておったよ。ずっと……ずっとな……」

おおよそ医者には見えない黒いローブに身を包むシワだらけの老人に、中山は個室へと案内される。


中山「では、その『闇のオーブ』の力を使えば俺も以前の才能を取り戻せるんですか!?」

????「取り戻す…というのは少し違う。もともとお主には恵まれた才能など皆無じゃった。
     新たに力を手に入れるといったほうが正しいじゃろうて」

中山「……はい」

その黒いローブの医者から伝えられた一言に中山は一瞬顔を輝かせ、そして沈ませた。
残酷な一言が心の奥に突き刺さる。やはり自分には元から優れた才能があったわけではなかったのだ。

????「お主の気持ちはわしにも分かる。どれだけ努力を重ねたとて、決して天性の才能を持つ者には敵わない。
     一切の評価をされず、暗い闇の中で影の存在として生き続けるしか無い…お主の抱える苦しみはわしにも分かるよ」

不意に暖かな口調に変わる医者の言葉に、中山は心を落ち着かせていく。
言葉のとおり、きっと彼も自分やそれ以上の苦労を重ねてきたのだろう。

中山「それでお聞きしたいのですが、具体的にどうやってその力を使えばいいんですか?」

????「ああ。それは単純じゃ。お主が心の中で強く念じればいいだけじゃ。
     望む気持ちが強ければ強いほど、発揮される力も大きくなっていく。
     しかし、ここで一つ注意が必要じゃ。大きな力を使うにはそれ相応の燃料が必要になってくる。
     身の丈に合わぬ、己の器を度外視した力はその身を滅ぼしかねん事を覚えておくことじゃ」


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24