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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】


[375]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/05(木) 00:51:49 ID:???
中山「……大丈夫です。俺は多くは望みません。ただもう一度友人と一緒にフィールドに戻って…
   一流の選手にしか眺めることの出来ない世界の舞台から見る景色を見てみたい。それだけです」

????「(くくく……分かっておらぬな。人の持つ『欲望』というものはそれこそ無限に沸き立つ泉のごとく溢れ出るものじゃ。
     たとえその夢がかなおうとも、いずれそれ以上の欲望が生まれてくる。現に……
     新たな力を手にした瞬間、お主は思い描いたはずじゃ。ただ一緒に試合に出るだけではなく……
     その友人の助けになりたい。力となりたい、とな……)」

中山は黒ローブの医者に礼を言うと、意気揚々と南葛高校へと戻っていった。
契約書と共に飲み込んだ『闇のオーブ』のかけらが体の中から熱を生み出す。
その熱は弱さを打ち消し強さを生み出す。もう何も怖くはない。恐れるものなど無いのだ。

中山「よしっ!やるぞぉ!まずは中高一貫で全国大会V6達成を目指すぞぉぉぉぉっ!!」

やる気充分に暮れなずむ夕日に叫びながら去っていく背中を、闇の中から眺める人影がいた。
先ほど中山に闇のオーブのかけらを渡した黒ローブの医者、そして彼に力を貸し与えられし若者である。

????「ふぇふぇふぇ…健気なものじゃのう。いずれはお主のために命さえ投げ打つかもしれぬぞ。あの若者は。
     止めなくてよかったのかえ?お主の……親友ではなかったのか?」

?????「……力を得るにはそれ相応の犠牲が必要ってことさ。アンタの台詞だぜ?」

????「ふむ。スターライトによって失ったわしの体はこの『闇のオーブ』の力なくして形成できぬ。
     そして精神体という不安定な存在となったお主のその仮初めの体もそうじゃ。
     じゃが、この欲望にまみれた世界からは、若く、それも活力に満ちたエーギルが容易く手に入ることじゃろうて。
     わしらが本格的に活動できるようになるのも時間の問題といったところじゃろう」

?????「ああ。その通りだな。俺の周囲の人間だけでも常識をひっくり返したような狂った連中ばかりいた。
      きっと世界中にはもっともっとアンタの力を欲する奴らがわんさかいるはずさ。
      それに……中山に関してはもう一つ、重要な仕事を任せるつもりさ」

????「ほう……?」


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0ch BBS 2007-01-24