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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
[388]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/05/05(木) 03:21:27 ID:???
三杉は抱き起こそうとした松山を制すると、生気を失いかけたバビントンの顔を見て愕然とする。
それは以前に心臓の病で苦しんだ自分を鏡で見ているかのような悲惨な顔だった。
泡を吹き白目を向き、意識は途絶えているはずなのに体はボールを蹴ろうとなんとかもがき動こうとしている。
それは明らかな異常な状態であった。そして三杉は確信する。
アカネイア同盟軍の者たちが使っていた『魔法ブースト』に類似した何か別の力が彼に働いていたことを。
三杉「(そうだ…程度の差はあるとは言え、彼らの使う『魔法』は体力を犠牲にして運動能力を高めていた。
だが、それは僕達の世界とは本来無縁の不思議な能力のはず。
この会場の何処かから……彼になにか力を施した存在が……いるのか!?)」
突如背後におぞましい悪寒を感じ、三杉は観客席の方を鋭い眼差しで振り向く。
だがそこには試合が止まったことによりどよめく観客の熱気に包まれた人波があるだけだった。
バビントンが抜けたことでチーム力の差はさらに広がった。
貴重な司令塔をこなせる選手を失ったアルゼンチンの士気は一気に地の底へと落ちた。
ディアス「そんな……パスカルだけでなく、バビントン、お前まで……」
サトルステギ「サッカーの神様…俺たち、なにかしたか?どうしてこうも次から次へと不幸が振りかかるんだ〜〜!!」
すぐさまバビントンは担架で運ばれ、狼狽し泣き叫ぶチームマネージャーと共にベンチの奥へと引っ込んでいった。
岬「(……日本のサッカーの発展の裏で必ず起こっている他国への明らかな不備の事態。
これはあくまで僕の推測で絶対に信じたくないけれど……協会はなにかよからぬことを行っているのか…?)」
早田「(確かに楽に勝ち進めるのにこれ以上嬉しいことはないけどよ……
どうしてこうも……すっきりしねぇ試合展開ばかり続きやがるんだ……)」
森崎「……終わったか。だが、どうせならお互い全力を出し切った上で決着をつけたい相手だったぜ」
ピッピッピイィィィィッ!!
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0ch BBS 2007-01-24