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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
[750]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/05/19(木) 21:52:20 ID:???
>Eこっそりとブラジルの控え室へと忍びこむ
森崎は特に他の仲間との会話の輪に入ることはなく、一人控え室の端の方にて
先ほど自分の中に生まれた心の葛藤に頭を悩ませていた。
森崎「(サッカーはチームスポーツだ。11人で戦っているうちは
今回のような個人の活躍が偏ってしまうことだってあるだろう。
だが、俺はそもそも周りを全く顧みずに目立つことしか考えていない
翼や若林に業を煮やして色々と行動に出たはずなんだ……)」
常にチームの中心にて輝かしい活躍をする者たち。
いつの頃からか彼らに憧れ、彼らのようになりたいと思い、
そして彼らに成り代わりたいと願うようになった森崎。
数奇な運命の果てにこうしてユースチームのキャプテンの座を手に入れたものの、
この試合でより目立ち、より活躍しているのは少なくとも自分ではない。他の選手達だ。
森崎「(俺は結局は翼や若林のような主役にはなれないって言うのか……)」
大空翼のようにたった一人で何人もの選手を容易くいなすこともできず、
若林源三のように相手チームのシュートを全て防ぎ貫禄を示すこともできず。
このまま『強豪国のキャプテン』というそれなりの存在に落ち着いてしまうだけなのではないか。
幼い頃自分が憧れたかつての『主役像』に比べ、どこか違う現状に森崎の心は揺れていた。
森崎「(……ちょっと頭を冷やしてくるか。こんなんじゃ集中してセービングなんてできやしねぇ)」
控え室をでた森崎は、この鬱憤をはらすべく少し大胆な行動に出ることを決意する。
ブラジルの控え室へ忍びこみ、なにか役に立ちそうな後半戦の情報を得るのだ。
凡人にはやってのけないことをやってこそヒーローではないか。
森崎は周囲の気配を察知しつつ、ブラジルユースの選手たちが使っている部屋へと足音を立てないように近づく。
森崎「さて……とりあえずここまで来たものの、これからどうするかな?」
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0ch BBS 2007-01-24