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1- レス

【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】


[87]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/29(金) 15:50:40 ID:???
躍動する情熱→ ダイヤ6
>ダイヤ→世界最速の名は伊達じゃない!ビクトリーノが単独ドリブルで一気に突破だ!

ビクトリーノ「(ダ・シルバ…?俺の後ろを走っているのか?)」

足音で分かる。心が熱くなってくるかのような独特のリズムを刻む彼の足音。
同じクラブチームで戦うことになって既に2年になろうとしている。
グレミオから移籍してきたばかりの彼はドリブルで突撃することしか頭にない少し困ったプレイヤーだった。
だが、その単純な頭が故に彼はビクトリーノの、キャプテンの指示を素直に聞いた。
しかしそれがかえって彼の『その場の状況に応じ自分で考えてプレイする』プロとして当たり前の能力を育てる機会を失わせた。
自分の出した指示に全力で取り掛かってくれるのは確かにありがたい。
だがビクトリーノにとってはそれは自分の体がもう一人分増えただけのようなどこか虚無としたものだった。

ビクトリーノ「(お前は今、自分の意志で、自分が今どう動けばいいのかを考えてくれているんだな……!!)」

だったら恐れるものなど何も無い。自分がこぼれ球にされたとしてもすぐにあいつがフォローしてくれるのだから。
これまでチームの顔として何もかも一人で背負いこんできた黒豹の体から、責任感という重みがするりと抜け落ちた瞬間だった。

ビクトリーノ「…ヒャッホーーーーッ!!いくぜベイッベ〜〜〜!!」

ズダッ!くるっ…シュタッ!バババッ!ダヒュンッ!!

翼「は…速い!!」

松山「なんてスピードなんだ!お、追いつけない!」

三杉「(これが『世界最速』か。スピードだけなら今世代最強と称されるだけのことはある)」

ダ・シルバ「(すげぇ…やっぱりビクトリーノはすげぇや!
      ……あれ?でも、これって……俺がいなくても別に問題なかったんじゃないかなぁ)」


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0ch BBS 2007-01-24