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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
[901]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:21:05 ID:???
森崎「望むところだ。いくらお前の実力がすごかろうと、仲間の力を活かし伸ばせるのは俺の方だってのを思い知らせてやるぜ」
翼「その台詞そっくりそのまま返してもいいかな?悪いけど偶然はそう何度も続かないよ?」
森崎「な、なにをー!!」
松山「おいおい。なにも優勝を決めたこんな所でキャプテン争いの話題を出さなくてもいいじゃないか」
三杉「フフッ。こればかりは僕達の手には負えない話題だね。まぁ、彼らのこの闘争心もまた、僕達の力の一つだろうね」
岬「ははは。でも……森崎と翼くんらしくていいんじゃないかな?ほーんとこの二人は見ていて飽きないなぁ」
さっそく次の代表キャプテンを争う誓いを立てる二人に、松山は呆れ顔で溜息をつく。
その隣で三杉もやれやれと首を振りながら、けれども貴公子に相応しい爽やかな笑顔で呟く。
そして岬もようやく心を通わせたものの根本的なものは何も変わっていないことを知り愉快そうに笑った。
中山「(勝ったんだ……俺は、森崎と一緒に世界の舞台で戦う夢を……叶えたんだ)」
非常に無理をしているような引きつった笑顔で握手をする森崎と翼の姿を見て、中山は満足そうに微笑んだ。
そしてゆっくりと森崎の方に近づこうとすると、突然全身が凍えてしまうかのような寒気に襲われる。
中山「(そう……か。これが……夢の代償。俺の……限界……)」
足先から指先にかけて痺れが広がっていく。せめて。せめて最後くらいは森崎の側で祝福をしたい。
頼む。あとほんの数分、いや、数秒でいい。俺にもう少し……夢の続きを見させてくれ……
森崎「中山…!お前の助けがなかったらあの10番のシュートは止められなかったぜ!」
中山が近づいたことに気がついたのか、森崎は今日一番の笑顔をこちらに向けてくる。
ああ。そうだ。この笑顔がずっと見たかったんだ。どれだけ自分に才能がなかろうと、
決して下を向くことも諦めることもせず。ひたむきに前を向き続け、時にはそれが大きな騒動を巻き起こすことになろうとも――
自分の信じた道を歩き続けた彼の背中に憧れ、ずっと、そしてこれからも側で共に戦いたいと願ったんだ。
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0ch BBS 2007-01-24