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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
[915]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:51:32 ID:???
>B中山のツボ押しを甘んじて受け入れる
指が動く。腕が動く。今ならこの腕を動かし中山の腕を払いのけることが出来る。
破滅のツボを押されずに済む。ようやく取り戻した自分の力を失わずに済むのだ。
これからの輝けるプロサッカー人生のために、はやく行動を起こさなくてはいけない。
頭の中ではそれが分かっているはずなのに、一刻も早く腕を払わなくてはいけないのに。
森崎「できない……できるわけがないよ……」
自分の行為がここまで中山を追い込んでいたことを知り、森崎は涙を流していた。
今まで一番の親友だと笑顔で語りかけていた裏で、ここまで恨まれていたことに嗚咽が止まらない。
森崎「すまない…中山……俺が……俺が悪かったんだ……。
お前が苦しむ原因を作ったのは俺だったのに…俺はそんな大事なことからずっと目を逸らし続けて…
それなのに一番の親友みたいな顔で接して……俺は、俺はお前になんてことを……!」
決して彼を貶めようとして取った行動ではなかった。だが結果を見れば間違いなく自分が中山を闇に堕としてしまったのだ。
恨まれてしまってもおかしくはない。それでも中山は自分に対して健気に接し、守備で貢献してくれた。
その優しさが余計に後悔を際立たせる。やり直せるものならやり直したいと願わずにはいられない。
ラムカーネ「(……おもったよりはやく諦めたな。だが、これで中山は……)」
ガーネフ「(ふふ……光を失いかけた生命が慟哭しておる……
いいぞ。その調子だ。星の加護を受けたその男の力を無に帰すのだ!)」
森崎「(俺は許されないことをした。……中山がそれで満足してくれるのなら……俺は……)」
森崎は一度上げかけた腕を力なく落とし目をつむった。指先から青白い光も掻き消える。
覚悟はできている。たとえこれで自分が中山のように力を失うことになろうとも。
自分のやってきた咎を精算出来るというのならば、甘んじて罰を受け入れてやる。
そう決め込んだものの、やはり震えは止まらない。恐怖で口の中がカラカラに乾く。
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0ch BBS 2007-01-24