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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】


[918]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/24(火) 22:55:39 ID:???
バンッ!!ダダダダッ!!

数人の喧騒が響く。その音を聞き、真っ暗なまどろみの中に漂っていた森崎の意識は少しだけ覚醒する。
何処か懐かしい影が見える。その影は何か白いものを手に取り、弓をつがえると矢を放つ。
光のない真夜中のような視界の中でも、その矢の軌跡は眩い光に包まれていた。

森崎「(光……)」

その光は暖かかった。ラーマン神殿で手に入れた『光のオーブ』に似た穏やかな光。
怒りや恐れ、妬みなどのどす黒い感情が洗われるような暖かな光。
だが、その光はあまりにも眩しすぎて目を開けることは出来なかった。
そして再び森崎の意識は閉じられる。側で共に横たわる中山の感触を感じながら。


ラムカーネ「おい……ガーネフの爺さん……魔力をくれ……
      さっきからまた体がボロボロ崩れ落ちてきやがるんだ……」

ブラジル市街を這々の体でかけずり回るガーネフの後を、ラムカーネは足を引きずりながら苦しそうに付いて回る。

ガーネフ「おうおう、随分派手にやられたものじゃのう。
     これはお主の実体を作るにはかなり時間が必要じゃわい」

ラムカーネ「ちくしょう……この俺があんなヤツに遅れをとるとは……
      せっかく奴から元の体を取り返すチャンスだったのに!
      かき集めた『星』の力もこれじゃあ全然足りてねぇ!」

ガーネフ「安心せい。既に種まきは終えておる。後は収穫の時期が来るのを待つだけじゃて」

ラムカーネ「ふん……まぁいいさ。手駒は充分に集まった。
      中山を取り戻すことができただけでもよしとするか。
      いずれチャンスはやってくる。その時まで……せいぜい首を洗って待っていやがれ」


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0ch BBS 2007-01-24