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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】


[919]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/24(火) 22:57:07 ID:???
ガーネフ「(ふぇっふぇっふぇっ……心地よい風が吹いてきた……
     しかし……今この空気さえも全てあやつの思惑通りだとすれば……
     ふむ。ワシもそろそろ動くべきか。そのためにもまずは――)」

思案の末に邪悪な笑みを浮かべると、ガーネフはラムカーネと共に闇の中へと消えていった。



一方その頃。激闘を終えたフィールドが表彰式の準備に入る最中、
翼はブラジルのベンチへと向かい、ロベルトと出会っていた。

ロベルト「翼。優勝おめでとう」

翼「ロベルト…俺、どうしてロベルトが俺を置いて出ていってしまったか分からなかった。
  俺がどうしても森崎に勝てずキャプテンになれないと言われて、ショックを受けたよ」

ロベルト「…………」

翼「でも、今日の試合で分かったんだ。初めてロベルトと出会った日……
  サッカーボールとトモダチになって心から楽しむことを学んだことを思い出したんだ。
  あの頃の俺は日が暮れるまで、いや、暮れた後も石崎くんやみんなとボールを一緒に蹴っていた。
  勝ち負けやキャプテンなんかまったく関係なく……ただただサッカーが楽しくて、好きでいた。
  でも……いつの日からか俺はおかしくなっていたみたいだ。
  皆が俺のプレイを褒めてくれる。それに気を良くした俺は自分だけが目立つことが正しいと思い込んでしまっていた。
  でもそれは……ロベルトが俺に教えてくれたサッカーを楽しむこととは大きくかけ離れていたことだったよ。
  同じチームにいても、少しも心が休まれない。常に周りの評価を気にして、どうすれば自分が活躍できるかだけを考えてしまう。
  俺……あのままのサッカーを続けていたらきっとサッカーを嫌いになっていたかもしれない。
  俺に大事なトモダチを作ってくれたサッカー。そのトモダチを蔑ろにしてた俺がサッカーに嫌われても文句は言えないよね」

憑き物がとれたようなすっきりとした顔で、翼は鼻の下をこすりながら自分のありったけの気持ちを恩師ロベルトにぶつけていた。
自分がロベルトに失望されてしまった原因を、この大会中に気づき、そしてこれからは改善していこうと心に誓う。
だが、新たな決意を胸に秘めた翼に対してロベルトが返してきた返事は全く予想できぬものであった。


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0ch BBS 2007-01-24