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【弟くんの】キャプテンEDIT31【初陣】


[297]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/05/03(火) 02:02:53 ID:???
大前「決まった……十人を相手にして、少しも威力を落とされずに決めた……」

騒然とする競技場の中で、この喧騒を演出した張本人は、それとは対照的に静かに呟いていた。

大前「やれる……! 絶好の形で無いにもかかわらず、この手応え! やれるぞ、今年こそは森崎からゴールを奪えるっ!」

やす子(出来た……! 目標だった、中学サッカーの限界点。そこに大前くんは到達した!
今の大前くんのクリアボムは、日本中学サッカーで最強のシュートよ!
……これで勝てなかったら、ヘボ監督ってレベルじゃない! 今年こそやれるわ、全国制覇!)

深く、静かに、本願への手応えを感じる大前たち。

菱野「…………」

若尾「す、凄ェな大前さん。同じ中学生とは……いや、人間とは思えねえ!」

園村(紅白戦の時、アレ撃たれないで良かった……)

国岡「…………クソったれ」

そして、ベンチの選手たちもベクトルの差はあれど多いに衝撃を感じていた。
そんな中で、

墨田「? ……菱野先輩、どうしたんです?」

菱野「……え?」

墨田「キャプテン、凄い活躍だったじゃないですか。その割には何と言うか……浮かない顔ですが」

落田「ふっ、分かってないな墨田。菱野さんは心優しいお人、今のシュートで身体を痛めたに違いない大友中の連中を案じていたのさ。
……ああっ! 貴女こそ、慈愛の化身っ! 地上に降りた最後の天使ですっ!」


0ch BBS 2007-01-24