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【弟くんの】キャプテンEDIT31【初陣】


[386]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/05/03(火) 04:51:22 ID:???
新田「でもっ! 先輩方はくやしいんじゃ――」

浦辺「悔しいに決まってんだろっ! こんな負け方をした上に、ご丁寧に上から目線で演説されちゃあな!
けどよ、だからってお前がキャンキャン喚けば、それで気分が晴れるか? 晴れるわけねーだろ! 余計惨めったらしくなるだけだ!
心底腹立たしいが、大前の野郎の言う通り、負けた以上は次に勝つために算段をするのがフットボーラーだ」

大前に一睨みくれてから、浦辺は新田に向き直る。

浦辺「……お前は間違いなく、俺より才能があるよ、新田。だがな、選手としての心構えは控えの連中より出来てねえ。
怪我させられた? 大の男同士が身体張ってるんだ。それぐらいよくあるこった。
勝ったからって偉そうに? 俺たちだって、勝ってたら今頃ふんぞり返っているさ。
だって言うのに試合に負けたからって、筋違いの理屈をいつまでぴーぴー囀ってんじゃねえ!」

新田「ぐ……す、すみません……」

不承不承、といった様子で新田が頭を下げる。

大前「……悪い。言い過ぎた」

浦辺「ああ、言い過ぎだ。……ったく、お前も三年なんだろ? ガキの戯言くらい笑って受け流せ。
それと勘違いはするなよ? こっちの選手は大なり小なり、コイツと同じことは思ってる。
そこにあんなこと言われて、怒らねえわけないだろ。
まあ、今回だけはこっちが先に噛みついたってことでおあいこだ。
……本当なら新田にはお前にも頭下げさせんのが筋だろうが、コイツも男だ。そこは酌んでもらうぜ。じゃあな」

フンっと鼻を鳴らして新田を連れて下がって行く浦辺。
肉体的にも精神的にも疲れを感じている大前は、それを目で負うのも億劫だったが、浦辺の小言は絶えず聞こえてきた。

中山「やれやれ。大人しそうに見えて、意外に我が強いんだなお前は」

大前「すまん。何て言うか――」


0ch BBS 2007-01-24