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【弟くんの】キャプテンEDIT31【初陣】
[783]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2011/05/07(土) 21:58:54 ID:???
水守「あれ?(タオルなんていつの間に?)」
その答えはすぐに分かった。
大前「ん」
菱野「はい」
大前が使い終わったタオルを素早く受け取り、代わりにドリンクを手渡す菱野の姿があった。
水守(ひ、菱野先輩? いつの間に大前さんの傍にいたんだ? 一切気配を感じなかった気がするんだけど……)
比良山「む? どうしたんだ水守。怪訝そうな顔をして」
水守「ああ、いえ……別段大したことではないのですけど。ただ、大前さんと菱野先輩のことなんですけど」
比良山「成程。今日はいつもに増して彼女の気配りが細やかな気がするなあ」
違和感に首を捻る水守だが、対する比良山は納得ずくで肯いている。
比良山「三年間も同じ部活にいるんだ。こんな風に妙に息の合う日だってあるだろう。
何も選手間だけではない。マネージャーとの間にだってそんなことはあるさ」
水守「そういうものなんですか?」
比良山「まあ、少なくとも悪いことが起こっている訳じゃあないんだ。なに気にすることはない」
水守「確かに。……そうだ、そんなことよりしっかり練習しなくちゃ!」
何かしこりのようなものを感じつつも、水守は練習に戻って行く。
だが、水守の抱いたものと同じ疑義を持ち、なおかつその正体をより正確に知っている者もチームにいた。
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0ch BBS 2007-01-24