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1- レス

キャプテン森崎外伝スレ9


[783]なん雑212:2012/03/30(金) 20:42:25 ID:???

私の肩書はそう軽くはない。再び職を得ることは難しくはないだろう。だが、今の私はすぐにそうする気力が沸かなかった。
今まで育てていた若林源三という原石が急に奪われたことで、無気力感が私を襲っていたのだ。
私が今までやったことはなんだったのだろうか。だが、本場の人間から手ほどきを受けた方がいいに決まっている。しかし。
思考のスパイラルにはまり抜けだせなくなりかけていた頃、不思議とよく通る声が私の耳に入った。

?「ほほう……いい面構えだね。ティンと来た!」
見上「・・・」
?「君だよ、そこの君。そうそう、そこでうなだれてる君だ」
見上「・・・・・・は?私ですか?」

お世辞にもいい面構えをしているとは思えないのだが・・・。
訝しげな目を向ける私にも気にした様子はなく、男は私の隣に腰を下ろしてきた。
立ち去ればいい。でも不思議とそうする気にはなれなかった。

?「そう。元日本代表、見上辰夫さんだろう?」
見上「私のことをご存じだったのですか」
?「今はどこだかの御曹司の専属コーチをしているようだね」
見上「はは・・・。それも先ほどまでの話です。今は肩書も何もありませんよ」
?「ほう・・・ならばちょうどいい。唐突なのだが、君にアイドルのプロデュースをしてもらえないかな?」
見上「本当に唐突ですね。・・・残念ながら私はサッカー一本でやってきた人間です。アイドルなどわかりません」
?「そうとも言い切れない。時に見上くんはIAリーグというのを知っているかね?」
見上「いえ・・・初耳ですが」


0ch BBS 2007-01-24