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【恋色】キャプテンEDIT32【クリアボム】


[749]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/05/19(木) 02:31:11 ID:???
普段ならば、ここで即座に現実の世界へ引き戻される手はずである。
だが今回は何故か、紫は大前たちを返すのを引き延ばしていた。

紫「……さて、大前くん。これで貴方も能力値の概算が420を突破しました。既に名選手と呼んでも差し支えない域ね。
今回の試合では最後の最後に格好の付かないところを見せちゃったけど」

大前「な、何なんですか? 今回は嫌に絡みますね……」

真新しい傷を抉れて顔を引き攣らせつつも、問い返す大前。それに対し紫は、どこか憂鬱げに続ける。

紫「……今回経験した通り、チーム全員の能力値を一挙に上げるボーナスは、貴方達の試合を通しての成長に起因するの。
そして、最後に残った1チーム。博麗チームのことなんでけどね」

大前「ああ、全能力+2なんていう、破格の報酬のチームですね」

紫「正直、あのチームとの戦いでも、大前くんの能力を全分野同時に上げるのは難しいくらいになってきたの」

大前「え゛」

紫「……今の貴方の能力は、紛れも無く中学サッカーの限界に差し掛かっているわ。
これ以上急激に成長するには、その為の刺激を与える相手も並々ならぬ強敵でなくてはいけない。
そうね。今、博麗チームと戦って得られる貴方の成長は……覚醒二回分程の成長の促進かしら?」

具体的に言うと、KかJOKER二回分の成長である。

紫「という訳で、貴方に提案があるの。貴方を急成長させるのが難しくなった博麗チーム。これ、強化してみない?
貴方の全能力を+2するのに見合うくらいの強敵に。……勿論、必要な幻想ポイントは据え置きのままで」

大前「そ、そんなことを急に言われても困りますよ!?」


0ch BBS 2007-01-24