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【超次元】ライ滝第十五話【サッカー】


[596]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/06/08(水) 22:07:25 ID:???

 かくしてパス練習を開始した三人。
 明確な方針を建てた事と元々パス技術はそこそこ高かった巧がいた事もあり、各々短時間で着実にパスの技術を向上させる。

橘(魁はパスを受けてからそのまま勢いを活かして行動する。つまりパスは速い物の方が効果的。
  巧は足元のテクニックでボールキープをするのが得意。よって足元……出来れば利き足の右にパスを送るのが望ましいか。
  受け手に取りやすいパスと一言で言うのは簡単だが、相手のプレイスタイルを良く理解する必要があるな。中々奥が深い)

巧(どこにパスを送るにしても必要なのは正確なキック技術だ。そういうのは苦手じゃないぜ!)

 特にどちらかと言えば頭脳的な行動を得意とする橘と今までの練習でキックテクニックを磨いてきた巧は目覚ましい成果を上げていた。
 パス練習が上手くいった勢いに乗り、続けて三人は一対二でのドリブル、タックルの練習に移る。
 ここで特に大きな成果を挙げたのは……

魁「(俺の力じゃ強引に相手を吹き飛ばすのにも限度がある。
   だから本郷さんに貰ったノートに載ってたドリブル技で具合の良さそうなのがないか今まで色々試してきたけど……)

 脳裏に浮かぶのは今日の試合で咄嗟に行ったフェニックススピンキック。
 空中で行った行動ではあるが、高速で回転する動きは妙にしっくり来ていた。

魁「(あれならドリブルでも行けるかもしれない)だあぁぁぁぁぁっ!」

橘「む!?」

巧「速い!」

 正面を囲むようにしてドリブルコースを塞ごうとする橘と巧を相手にし、魁はドリブルの速度を落とさずルーレットを繰り出す。
 チーム内でも比較的素早い部類の魁がスピードを落とさずに繰り出した横の動きに二人は対応出来ず、横を素通しさせてしまった。


0ch BBS 2007-01-24