【超次元】ライ滝第十五話【サッカー】

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【超次元】ライ滝第十五話【サッカー】

[635]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA ：2011/06/09(木) 23:28:08 ID:???

魁（でもって、左足はいつもより半歩前へ伸ばす！）

　続けてインサイドキックをした左足を軸足にする為に、普段シュートを打つ時よりも正面に半歩進んだ所に降ろす。
　こうする事でシュートの際に左足が体を戻そうとする動きをキック力に付加させる事、
そして右足がボールを押し出せる距離をギリギリまで伸ばす事が狙いである。

魁（最後に……）

　横回転しながら落下してくるボールに照準を合わせ、魁は右足を振りかぶり、

魁「（俺に出来る最高速で横回転を殺さずにボールを蹴り抜く！）行っけぇぇぇぇぇっ！！」

　今までの練習で鍛え上げた脚力を限界まで発揮し、風切音が鳴る程の速度で右足をボールに叩きつけた！
　一連の動作の末に放たれたシュートは横回転を維持したまま真っ直ぐの弾道を描き仮想ゴールであるフェンスへ向かって突き進む。
　そして……

ざるばやし「……」

　回転している事で破壊力を増していたボールはカカシGKざるばやしをへし折った末に、凄まじい音を上げて金網に食い込み停止した。

魁「出来た……出来たぞ！　俺の必殺シュート、ブレイジングストームが！」

滝「ﾌﾞｰｯ!?」

ジロー「な、なんて威力だ……！」

　近くで見ていた二人があまりの威力に絶句する中、魁は拳を握りしめ喜びを露わにする。
　ブレイジングストーム、燃え上がる嵐の名を冠した必殺シュートはこうして完成を迎えたのだった。

前次写

0ch BBS 2007-01-24