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【決勝の】Another-C_5【先にあるもの】
[40]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/05/15(日) 17:08:52 ID:???
自分達黄金世代の全盛期・・・それは恐らく、1998年フランス大会と2002年日本大会であろう。
つまりここから約10年間の勝負となる。
その間に日本が優勝する為には、チーム自体が遥か離れた遅れを取り戻していかなければならない。
そしてそれを次代に繋げるには、さらに困難を乗り越えなければならない。
三杉「こんな不利が判っていて…! 僕はWカップの優勝を目標に掲げられるのか!?」
不可能だと思っている事、夢だと思っている事。
それを目標だとする事も別に構わないだろう。
しかし三杉が置かれている状況は、事実 夢を見るにしても余りに惨憺たる物だった。
明後日の決勝戦を終えた後…三杉は(自分に選択権があるかは判らないが)Wトーナメントに臨む。
全日本に参加して大会に臨んだとして、自分の発言権は森崎や翼よりも下なのは明らかだ。
まして監督が三杉の望むようなチーム作りをするには困難と表現するのも生易しいだろう。
その中で、Wトーナメントで“ただ優勝して”一体日本サッカーは何を得るだろうか?
その後の惨憺たる歴史の土台『守護神と司令塔さえ強ければ勝てる』潮流の後押しをするだけだろう。
三杉淳の進む道はまさに闇に向けてひたすら突き進むよう事のようであった。
彼自身も全日本でWトーナメントを優勝する事の虚しさを、今まさに明確に理解した所だ。
三杉「どうすればいい……僕はどうすればいい…?」
三杉は前が見えずに蹲(うずくま)るしかなくなっていた。
だがこの時…陰に包まれていた三杉の脳裏に、幾人かの言葉が再生されていた。
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